歴史と文化が共存
山形市の観光は、鮮やかな四季の変化のもと、緑豊かな自然、蔵王などの豊富な温泉、地域に根ざした「山形花笠まつり」などの祭や「日本一の芋煮会フェスティバル」などのイベント、貴重な歴史・文化的遺産である山寺・霞城公園、さらには文翔館などの個性的な観光資源に、近代的な街並みなどの景観が相まって独自の個性やイメージを形成しており、年間約300万人の観光客がみえております。
(画像提供:山形県花笠協議会 写真:山形花笠まつり(毎年8月5日~7日))
樹氷と温泉で有名な蔵王連峰、美人の湯で有名な温泉のほか、春から秋にかけてはトレッキングが人気です。
また、冬にはスキーやスノーボードで世界的に有名な樹氷原を滑ることができます。
通称「山寺」、宝珠山立石寺は、貞観2年(860年)に天台宗第3代座主慈覚大師円仁によって開山された古刹です。
古くから東北を代表する霊場として人々の信仰を集め、
俳聖「松尾芭蕉」が「おくの細道」紀行の際に読んだ句「閑さや岩にしみ入る蝉の声」でも有名なところです。
松尾芭蕉が山寺を訪れてから三百年と市制百周年を記念して建てられた館内には、芭蕉に関する映像や文書が展示されています。
また、山寺の対岸に位置する場所で、ここらかは山寺が一望できます。
山形城跡である霞城公園(かじょうこうえん)の二の丸正門は、平成3年、史実に従い木造建てで忠実に復元されました。
春には約1,500本の桜が咲き誇り、満開の時期には大茶会も開催されます。
霞城公園に隣接するこの歴史館は、山形の土台を築いた山形城11代城主「最上義光(もがみよしあき)」に縁の品や山形城の資料などが展示されています。
山形市の中心地に残る「文翔館」は、旧山形県庁舎で、大正5年に竣工した煉瓦造りに県産材の花崗岩を貼ったルネッサンス様式の建造物です。
現在は、国重要文化財に指定され、現在は山形県の郷土資料館として開放されております。